アクメ自転車 エボリューション 製作日記 -84- 「98%完成にあたって。」

2015年 4月 18日

今日、早朝9時半ごろからコントロールボックスのガラ空きの側面を塞ぐための透明シートをリボン状に切り出し、ハト目の穴を穴あけポンチで打ち抜き、ハト目の金具を専用工具で取り付けてから、シートをタイラップで引き絞るようにして巻きつけて、11時ごろには作業完了。

タイラップが途中で足らなくなって近所のホームセンターに買いに出かけたり、小さなトラブルはあったけど、実にキレイに仕上がった。

使用したシートは、事務机やテーブルに使用する透明度が高く、丈夫な高級品であり、正確に採寸、切り出しをしたので、内部のカラフルなコードが透けて見えるのが見た目も面白い感じになった。

 

これで、98%は完成して、いったん詳細な撮影をする。

 

あとの2%は、追加ギヤシステムへのチェーンテンショナーの取り付けと、2つのアルミ合金パネルの押し出しが効いた外観のコントローラーのスイッチやボリューム、それにローター出力として取り付けたビデオ端子とかに、機能を表示するシールを製作して貼るくらい、かな?。

チェーンテンショナーの取り付けは、スプリングテンションの調整や、綿密な設置位置の設定が必要で、フレームに固定するための台座と一体で製作しないといけないから、多分、順調にいっても3時間以上はかかる。

 

まあ、無くても機能してるから、気楽と言えば気楽な作業。

 

それにしても、ここまで漕ぎ着けるのは想定以上に長く、困難な道のりだった。

 

ベースの自転車は完成車で5万円くらいだったけど、購入したパーツや工具で、本体とは別で優に10万円は超えてる。

手持ちのパーツも大量に投入した。

前後ホイールにクランクセット、チェーンにハンドル。それに、ステムは合計で7個、チェーンリングは、本来の駆動系以外で10枚使用したが、その大半を手持ちのパーツでまかなった。

直接のコストは、敢えて計算すれば、20~25万円程度だろうけど、作業時間は多分150時間を越えてると思うので、仮に商売としてもう一台製作するとすれば、50万円でも採算が合わない。遥かにシンプルな元祖のアクメ自転車のプロに頼んだときの製作見積もりが80万円くらいだそうだが、まあ、妥当だろう。

 

私の自転車パーツに対する深い知識と独学で身につけた金属加工技術で完成させる事が出来たけど、こんな事が出来るのは、日本で私ただ一人だろう。

 

まあ、私以外に製作する動機がある人は存在しないだろうけど。

 

ちなみに、自転車パーツの大量流用で製作した訳だが、このパーツの流用という方法は既存のパーツの形状や素材特性の正確な測定、把握が必要なため、ゼロからの製作よりも手間がかかる場合が多い。

マシニングセンターや3Dコピーが使える環境、技能があれば、同様の機能を作り出すのは、かなり簡単だろうとは思う。

が、ソレでは人の心に届くものは作れない。